アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド

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予告編を見る限り ラブロマンスっぽい感じ。劇中のアンドロイドは、ドイツ女性の憧れを具現化した機械。でも、不完全な男に魅かれる私にはピンとこないw


思い出したのは絵本「ぼくをさがしに」。「ぼく」は自分に欠けているピースを探す旅にでます。最後に、自分にピッタリのカケラを見つけますが。。。というお話。パートナー探しの旅を(長年)続けている私は、自分にピッタリのカケラを見つけることが出来るのでしょうか?見つけたとき私は幸せなのでしょうか?

 

ところで、私たちは既に劇中のアンドロイドに似たパートナーと共生しています。その正体はGAFA。彼らは、ネット検索・サーフィンというコミュニケーションから「最適なオススメ」を提供してくれます。


しかし一方で、これはプライバシー保護の問題を抱えています。ハンサムなアンドロイドもネットに繋がっており、誰かに監視されているのです(映画ではスルー)。昨晩ケンカしたこともセックスしたことも筒抜けです。

 

それなのに、主人公と同じようにアンドロイドを提供された男性は「私の孤独を癒してくれるのは彼女だけだ!最高だ!」と泣くように叫びます。私には一番背筋が凍ったシーンでした。


劇中で次々と繰り出される「オススメ」は、最適化されるほどディストピア感が私には強まりましたが、そんな天邪鬼は私くらいでしょうか(笑)

#東座 ♯塩尻